2008/06/27

Tate Britten




庭にはアートプロジェクトが展開中でした



忘れないうちに、ロンドンで見てきたものを書くことにします。


ホテルに到着後、オイスターカードを作成して最初に訪問したのは、テートブリテンです。ちょうどThe Lure of the East/British Orientalist Paintingの特別展開催中でしたが、今ひとつ関心がわかず、常設展示のみ見ることにしました。


この美術館は、ラファエロ前派やターナーなどのコレクションで知られています。また、テートモダンが出来た後でも現代のイギリス作家の作品を扱っていて、ダミアン・ハーストやトレーシー・エミンといったYBAのアーティストの作品も展示されています。今年の春には、そのハーストを扱った修士論文の指導をしたのですが、そこでハーストは学生時代にクルト・シュヴィッタースの影響をうけ、アッサンブラージュ作品を作っていたことが問題になりました。今回この美術館に行ってみると、なんとシュヴィッタースの作品の横にハーストの作品が展示されていました。自国の作家に対する配慮を感じました。


ターナーを集中的に展示している場所は、ポストモダン建築が流行ったころのもので、ジェームズ・スターリングによるものです。前にも書きましたが、イギリスは本当に美術館教育が盛んで、テートブリテンに来ると、必ず子どもたちが床に座りながら、必至に展示作品の絵をかいていたりしています。また、教育普及係とディスカッションしている風景を見ることができます。


テートやナショナルギャラリーは、ルーブルと違って、展示会場内の写真撮影はできません。フラッシュをたかなくてもだめなのです。なので、写真は外観しかありませんので、勘弁してください。

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