2008/06/26

ロンドンにて


ヴィクトリア&アルバート美術館のシュープリームスの展示

 久しぶりにロンドンに行く。ロンドンは地下鉄の切符が4ポンド=約1000円というとんでもないところで(オイスターカードというスイカみたいなものを買うと340円になるというシステムがおかしい)出来るだけ短い滞在を心がけている。ホテルも高くて、しかも古くて汚いことがある。今回は、駅近くの安いB&Bをインターネットで予約したのだが、シャワーとトイレが共同で、四畳半ぐらいの部屋で12000円 ふざけるなと言いたくなる。まあ、素泊まりだと35ポンドくらいからあるらしいけど、せっかくだから イングリッシュブレックファーストを食べようと思い、この宿にしたから仕方ない。今回利用したBBのそれは、思ったより美味しくて及第点をあげたい。 ロンドンは食事がまずくて高いことで知られているが、最近はイギリス人も食事の大切さを知ったようで、それなりに改善されている。しかし、インフレ傾向が強く、パブのフィッシュ&チップスを頼んで2000円ぐらいかかることもしばしばだ。また、名物料理が「朝食」だったりして、朝食をずっとやってますなんて看板に書いてあったりする。 パリからロンドンへは、ユーロスターが便利だ。以前はウォータールー駅に到着していたのだが、それだとイギリス国内の高速運転が出来ないため、新線をつくり駅もキングスクロスの隣=セントパンクラス駅に変更になった。そのおかげで、今では2時間20分程度しかかからない。イメージとしては、東京から大阪へ行く感じ・・まあ、チェックインを30分前までにしないといけないとか面倒ではあるけど、空港に行くことを考えれば、ユーロスターに軍配があがる。インターネットで早めに予約すると、信じられないくらい安くなる・・ 今回は、帰りを最終電車にしたため、25ユーロ余分に払って一等にした。一等は、機内食のような食事がつくのがうれしい。シャンパンも飲めるし・・・二等は席が狭いので、一度一等に乗ってしまうと二等に乗りたくなくなるかもしれない。今回は日本円で18000円ぐらい支払ったが、新幹線の料金+お弁当+ビールよりは安いだろう。 今回ロンドンに行った主な理由は、先にかいたようなハマースホイ展のためだが、せっかくだから短い時間で、美術館をはしごした。テートブリテン、ヴィクトリア&アルバート、テートモダン、ナショナルギャラリー、大英博物館とまわって、正直消耗した。ここの美術館の話は、別に書くとして、イギリスに来てすごいと思うのは、入場料が無料であることと、美術館教育のプログラムが充実していることだ。無論他の国でも同様のプログラムがあるが、イギリスのそれは独創的で、大胆、そして楽しげだ・・・無論、子供だけでなく大人のプログラムも用意されている。ターナーのコーナーでは、僕もターナーの絵を模写して、展示した。しかも、ただ楽しいだけでなく、かなり専門的な内容をもっていることが、すばらしいのだ。

0 件のコメント: