2008/11/28

クルト・マズア指揮フランス国立管@シャトレ座






クラシックを聴き始めた中学校の時 4chステレオ録音のクルト・マズア指揮ライプチッヒ、ゲンバントハウス交響楽団によるベートーヴェンの交響曲全集が話題を集めていた。しかし、その後東西分裂が解消され、西側に活動の場を移し、ニューヨークフィルなどのポストにつきながらも、彼の評価は今ひとつで、地味な感じがする。そんなマズアが指揮するコンサートに出かけた。コンサート会場は、シャトレ座春のミンコフスキーのコンサート以来、この劇場が嫌いなわけではないが、しばらく足が遠のいていた。
今日のプログラムは、リストの死の舞踏 ピアノ独奏はルイス・ロルティ 後半は、ブルックナーの3番 実は25日にオルセー美術館でブルックナーは無料コンサートを開いたばかり このプログラムでシャトレ座が埋まる分けがなく、上の席はガラガラの状態だった。
ガッティにバトンを渡したマズアですが、まだガッティとこのオケの相性が今ひとつなのに対し、マズアは得意のブルックナーを、オケとの信頼関係に基づき、思う存分演奏しているようだった。久しぶりに骨太のブルックナーを聞いて満足した。とはいえ、この劇場は地下鉄のノイズが響くのだが、これどうにかならないか?所謂ブルックナー開始は、ごぉーーっという地下鉄の音と混じることになりました。

グラン・パレの展覧会 ピカソとノルデ

今年の秋の展覧会の一番の目玉「ピカソと巨匠」展 そして「エミール・ノルデ」展を見ました。
特にピカソ展は、いつも近くを通るたびに入場待ちの行列にたじろいでいました。そこで、一念発起し、Sesameという会員券を購入して、優先的に入ることにしました。この会員券はグランパレの展覧会無制限に入れるというもので、1年45ユーロです。一年に4回展覧会が開かれるので、それらを全部見れば元は取れるし、入場待ちの行列に並ぶ必要がないことが一番の特典でしょう。私は、もう少し奮発してDUOという二人で入場出来る券=70ユーロを購入しました。クリスマスに家族が来ることもあるし、こちらの友人たちと一緒に入ることが可能だからです。
さて、展覧会ですが、これはグランパレの力を誇示するような展示でした。つまり、この展覧会ピカソと、それに関連する巨匠の作品を並べて展示するというもので、世界中の美術館から名品を借りてきて展示していました。無論、パリのルーブル、ポンピドゥー、オルセー、そして本家ピカソ美術館の作品もごっそりここで展示されていて、豪華絢爛といった感じなのです。さすがに、プラドの「ラスメニナス」はもって来れませんでしたが、ゴヤの「裸のマハ」とかティツィアーノの「「アモールと音楽にくつろぐヴィーナス」(これは数年前に日本にも来ました)とか並ぶと圧巻です。さらに、スルバラン、ムリーリョ、ベラスケス、グレコといったスペイン絵画がこれでもかと並んでいるのです。ここまで書いてきて ピカソのことはどこに行ったの?と思われるかもしれませんね・・笑・・ピカソはピカソ以上の以下でもないので、それは圧倒的な存在感をもっています。しかし、私はピカソより比較される巨匠たちの方に目が奪われたのでした。

2008/11/26

バスティーユの魔笛


チケットが完売状態の魔笛をバスティーユで見る。実にくだらない演出、あるいは金の使い方が間違っている演出、演出家がやりたいことやっただけの演出 とにかく酷かったです。それでも、盛大な拍手 
みんな不満がないのだろうか?

ジョルジュ・プレートル指揮 オペラ座管 


まさか今年のニューイヤーコンサートをまさか指揮するとは思わなかった御年84歳のジョルジュ・プレートル 24年8月生まれ、25年3月生まれのブーレーズより年長 これが見納めかもしれないと思っている地元ファンが多いのか オペラ座管のコンサートシリーズにしては客が入っている。

2月の小澤先生のブルックナー2番なんてプログラムとちがって、ブラームス3番とラベル編曲の展覧会の絵 オーケストラサウンドを楽しみたいひとも来るだろうし、大衆向けな感じもする プレートルといえば 第一に思い出すのがマリア・カラスとのトスカなんだけど、そう思うと随分長く活躍しているんだ・・・ ブラームス3番 なんともゆったりとしたロマンティックな演奏だった そして、展覧会の絵 バスティーユの巨大な空間を音の洪水で埋め尽くして してやったりといった感じだった。



若き日のプレートルとカラス 私のお父さん

2008/11/25

アンナ・ボレーナ@シャンゼリゼ劇場




大野和士さんが音楽監督になったリヨン歌劇場で上演されたドニゼッティ「アンナ・ボレーナ」のコンサート形式上演があり、シャンゼリゼ劇場に出かけた。今月は6回、先月も5回通っているこの劇場だが、そのなかで一番の入りだった。いわゆるイタリアオペラのベルカントものの公演が少ないからなのか、観客は待ってましたとばかり、熱狂的にブラボーやブーイングが飛び交っていた。
今回の上演は、ベルカントのスペシャリスのエヴェリーノ・ピド指揮によるもので、音楽はしっかりとイタリアしていた。男性歌手人、そしてズボン役のメゾも良かったのだが、この曲はやっぱり、アンナとジョヴァンナと、国王を巡る二人の女性の輝かしい歌に酔いしれたい。アンナはアルバニア生まれのエルモネラ・ヤホ、そしてジョヴァンナはイタリア生まれのソニア・ガナッシ。ヤホは美形のソプラノということなのだが、なかなか気の荒そうな感じでした。ジョヴァンナがアンナに国王との不倫について告白するところの、怒りの表情など鬼気迫るものでした。そして、その表情に対応するように、声量があってドラマチックな歌唱となるわけです。無論、ただ叫んでいるわけではないのですが、王女としての品があまりにもなさ過ぎる・・笑・・また、所謂「狂乱の場」ではもっと狂って欲しかった それに比べ、不倫を告白するジョヴァンニの複雑な気持ちをガナッシは良く表現していました。








パリを行き交う音楽家たち@Église Réformée de Paris-Luxembourg


パリ在住のオーボエ奏者坂川奈緒子さんから、週末にルクサンブール公園近くの教会で、自ら出演する室内楽のコンサートがあるとのお誘いをうけ、行ってみました。
坂川奈緒子(オーボエ)、田邊武士(ファゴット)、中本陽子(ピアノ)
プログラムは以下の通り
クープラン : 王宮のコンセール 第1番 ~オーボエ・ファゴット
フォーレ : シシリエンヌ ~オーボエ・ピアノ
ドビュッシー : ワルツ "レントより遅く" ~オーボエ・ピアノ
ピアソラ : オブリビオン(忘却) ~ファゴット・ピアノ
ピアソラ : リベルタンゴ ~ファゴット・ピアノ

サンカン : オーボエとピアノのためのソナチネ
ビゼー : オペラ「カルメン」より "花の歌" ~ファゴット・ピアノ
シャブリエ : 旅への誘い ~オーボエ・ファゴット・ピアノ
プーランク : ピアノとオーボエとファゴットのためのトリオ 
アンコールとして オッフェンバック ホフマンの舟歌

パリでは教会でコンサートがよく開かれるのですが、今回の教会はこじんまりとした教会で、玉川大学の礼拝堂を思い出しました。実践に異動する前の勤務先なのですが、礼拝の授業があり、教師もそれに参加していたのです。このとき、はじめて賛美歌を歌うことになったのですが、キリスト教は音楽の宗教であることが良くわかりました。
さて、今回のプログラム 最初から好きな曲ばかりです。プーランクの室内楽は大好きなのですが、そういえばパリでまだ一度も聞いていませんでした。坂川さんの演奏、リードの調子が悪そうなところもありましたが、表現力のある演奏でした。ファゴットの田邊さんは、新婚旅行の最中とのこと、それでアンコールはこの曲になったのでしょう。中川さんのピアノもすばらしかったです。とにかく音楽を楽しんでいるという感じが伝わってきて、好感をもてました。


Église Sainte-Odile







ピガールからトロカデロまで30番のバスに乗っていると、いつも気になっていた教会が、MACの会場のすぐそばだったので、見学した。教会の名前はサントオディール教会、高い鐘楼が気になっていたのだが、近くで見ると その敷地に起因しているのであろうが、ビザンチンの影響を受けた、独特の教会となっている。
建設時期は1935~39年(ウィキでは46年)、Jacques Bargeが設計したとのことだが、内部はステンドグラスの光でみたされる。このステンドグラス最近修復が完成したそうで、この29にちにお祝いの会があるようだ。

MAC@Espace Champeret








14区のアトリエ開放日に訪問したアーティストから招待券をいただき、MACというアートフェアに出かけた。こちらは、グランパレと違って比較的大きなスペースで、アーティスト自身が個展をするような形の催しだった。日本のメディアアートのフランスにおける現代美術への影響を調査しているので、日本的な表象を発見すると、アーティストにインタビューをするようにしている。そのうち、渋谷の女子高生や新宿の風景を表現している作家は、マンガやアニメが必ずしも好きでなくて、日本の浮き世に興味があるんだと、これじゃ印象派やジャポニズムの画家たちと大して変わらない。これは、春のOAKの展示でも同様だった。そもそもサブカルはサブカルでしかないのだ。ところで、この展示会場に日本人として一人だけ出品しているアーティストがいたので、色々と話を聞くと、この4日間の出品料は1000ユーロで、60枚の招待券と、カタログ掲載、2年間ネットに掲載してもらえるとのこと。
そのアーティスト大邊由子さんは、15区の国立工芸学校に留学して織りをやっていて、今国立装飾博物館のミュージアムショップで、彼女の作品が販売されているとのこと。平面作品は余技の様なのだが、独特の味わいをもった作家だった。

ART EN CAPITAL @グランパレ




何故か千羽鶴 その学生さんたちの作品だそうで
先日FIACというアートフェアがあったばかりというのに、同じグランパレでART EN CAPITAL という巨大なショーが開催中だ。こちらの美術アトリエに通う学生さんから、招待券をいただきヴェルニサージュに行ってみた。ヴェルニサージュということもあり、ものすごい人、そして中の作品は はっきり言って日曜画家程度のものから、それなりのものまでピンキリ その学生さんが言うところによると、一点出品すると280ユーロかかるとのこと FIACは見ていて辛かったが、こちらは微笑ましく見ることが出来るとしても10ユーロの入場料を払ってまで入らないだろうと思った。

2008/11/21

アカデミア@ボザール





ボザールのチャペルで開催中の話題の展覧会「アカデミア 君は誰なんだ」展、会期末近くになって、焦って出かけた。
平日ということもあり、会期末というのに、さほど混んでいなくて、ゆっくり鑑賞することが出来た。
この展覧会は、ボザールの石膏室=チャペル(数々の彫刻の複製がならんでいる、またミケランジェロの最後の審判の実寸の模写まである。)に、ブンダーカマー的に現代の作品をならべるというもの、その作品全てがすばらしい作品とは限らないのだが、会場の雰囲気とマッチして、とても面白い展覧会となっている。様々な美術作品がハイブリッドに展示されていながらも、ポートレートならポートレートといった具合に、アヴィ・ヴァールブルグのムネモシュネーの図版のような展示とでも言うべきか?
その中に、ビル・ヴィオラのトリスタンプロジェクトの作品もある。オペラの第二幕の映像なのだが、当然ワーグナーの音楽はここで流れず、美術作品として自立する。

内田光子のモーツァルト23/24番@音楽都市



久しぶりの音楽都市でのコンサート、今日は内田光子が指揮振りして、モーツァルトのピアノ協奏曲23番24番を演奏する。演奏は、おなじみのヨーロッパ室内管弦楽団。いつも思うのだが、最近のベートーヴェンのピアノソナタのCDジャケットに使われている写真、プリーツの服を着たものなのだあ、これがムンクの「叫び」と似ている。
今日は、舞台の真上の席で指揮振りしていても、その顔の表情が良くわかる席だったのだが、その表情は「叫び」とは全く違うが、表情豊かで 極めて温厚な感じだった。そして、本当にモーツァルトを愛してやまないことが伝わってくる。そして音も、それに素直に反応して、すばらしいコンサートだった。

パリ室内管弦楽団定期 アントナッチのベルリオーズ




19日 パリ室内管弦楽団の定期演奏会をシャンゼリゼ劇場で聞く。ウェーバーの「魔弾の射手」序曲、ベルリオーズ「クレオパトラの死」幕間後にシューベルト交響曲9(8)番グレートというプログラム


お目当ては、アントナッチが歌うベルリオーズだった。アンナ・カテリーナ・アントナッチは、2002年の新国立劇場マスネ「ウェルテル」のシャルロットを聞いたのが最初でしょうが、今年は同じくシャンゼリゼ劇場の「ファルスタッフ」アリーチェに続き二度目、いつ聞いてもすばらしい歌手です。このクレオパトラの死は、過激な表現で知られていますが、熱演というのにふさわしいものでした。


そして、メインのグレート フルトヴェングラーのグレートで育った耳からすると、ここで流れている音楽は明るく快活すぎるもの、テンポも速くて指揮者も本当に楽しそうに振っている。フランスで聞くグレートといった感じでした。

シャンゼリゼ劇場のコジ 2回目


シャンゼリゼ劇場では、先月若手指揮者ローレルによるすばらしい「フィガロの結婚」を聞いたばかりだが、同じく若手のジャン-クリストフ・スピノージによる「コジ・ファン・トゥッテ」はどんなものかと初日を聞いたが、全く駄目だった。ただ、初日は、オペラグラスを忘れて 歌手の演技の表情や、結末の部分が良くわからなかったので、たった5ユーロの券だけど、再度購入して18日に聞き直した。

席に余裕があり、下におりて、オケの真上ぐらいで聞いたのだが、ペットボトルを下に置きながらの指揮なんてみるのは初めて、スピノージはジョギングをしているように、心地よさそうに指揮をする。しかし、そこから流れてくる音楽はモーツァルトのそれでなく、自己満足的なものでしかない。

今回の演出はコメディ・フランセーズの人だったこともあってか、演技に関しては細かい指示があり、歌手も良く対応していた。問題は、ラストの解釈となるのだが、結局二組の若者は、それぞれの鞘に収まる分けでもなく、一瞬扮装していた時の別の恋人を選ぶわけでもなく、それぞれが別離するような形で舞台を去っていった。また、そのとき舞台奥の幕があがり舞台裏が見える仕組みとなっている。そして、最後にアルフォンソがデスピーナにお金の袋を投げておしまいというもの。お金が最後というのが後味の悪さをもたらすことなる。

Gyorgy Kepesh@paris photo


パリフォトでハンガリーのモダニズム写真専門のギャラリーがあり、そこにはケペッシュの渡米前の作品があった。ケペッシュはコーリン・ロウの透明性論文に強く影響を与えている人 
モホリ・ナジと一緒に行動してシカゴのニューバウハウスで教鞭をとることになる そして44年に「視覚の言語」を出版する。

2008/11/18

Clark et Pougnaud "Étrange Europe"





Clark et Pougnaud の"Étrange Europe" という作品を16区のドクトール・ブランシュ通りに面した高校のフォワイエで見る。いわずもがな、この通りのすぐそばには、ラ・ロッシュ&ジャンヌレ邸があるばかりか、展覧会会場の高校の目の前は、マレ・ステ・ヴァン通り!校内には近代建築の絵が飾られてあった。
さて、Clark et Pougnaud の作品は、ドラマ性のある作りで、またオペラや演劇の舞台写真のような感じもする。また、オマージュ作品もあるようにエドワード・ホッパーの作品とも似通っている。

エりーナ・ガランチャ リサイタル@シャンゼリゼ劇場


ラトヴィアのリガ生まれで、現在最も注目されているといっていいメゾ・ソプラノのエリーナ・ガランチャのリサイタルをシャンゼリゼ劇場で聴きました。私が彼女を聞いた一番最初は、2003年の新国立劇場「ホフマン物語」のニクラウス役、それからあれよあれよと出世していったのでした。次に聞いたのが、2005年のエクスの公演のあとのガルニエでのコジ・ファン・トゥッテのドラベッラ、このときの印象も大きいです。パリに来てからは、サン・ドニ音楽祭の開幕コンサートで、ムーティとの共演も良かった。
さて、今回はKarel Mark Chichon指揮のEuropean Sinfoniaを引き連れての公演なのですが、このオケ?どこのオケ?といった感じなのですが、今週20日に内田光子のモーツアルトの伴奏をするヨーロッパ室内管弦楽団を母体とするものらしいです。プログラムは、セヴィリアの理髪師序曲で始まり、ドニゼッティとベッリーニのベルカントものを二曲歌った後は、ビゼーのカルメンからハバネラ、セギディーリャ 、ジプシーの歌が歌われました。幕間のあと、後半はリムスキー・コルサコフの「スペイン狂詩曲」のあと、赤いドレスに着替えてのスペイン歌曲のメドレーとなりました。
カルメンは、所謂ファムファタール度が低く、僕は今ひとつ乗れませんでしたが、後半のスペイン歌曲は、作品そのものをよく知りませんが、楽しめました。それにオケもノリノリで、本当に楽しい舞台でした。

芸術は破壊するためにある モーゼ残酷物語@Paris Photo




パリフォト会場で唯一といってぐらいの映像作品
Cristina Lucasによるもので、ミケランジェロのモーゼ像を破壊するという映像。
ミケランジェロは、この作品を作りたくて作ったわけでないので、壊されて本望でしょう。


クイズ10です


少し写真が暗いのですが、この絵は誰の作品でしょうか?小林秀雄の「近代絵画」などを参照してみてください。

クイズ9の答え


随分前に出したクイズ9の答えは、ロココ美術の代表作家ワトーによる「シテール島への船出」あるいは「シテール島の巡礼」でした。船出なのか巡礼なのかは、この作品の命名の歴史によります。それは、巡礼→雅宴→船出となります。また、ドビュッシーの喜びの島のイメージの源泉といわれています。

ご近所のアトリエ開放




このアトリエは公開されていなかった
アンベールからアベス近辺のアトリエ開放があったのだが、最終日まで気がつかずに見逃すところだった。こういう企画は既に大規模な14区のアトリエ開放に出かけたことは、前にここで書いたが、こういう企画で楽しいのは、普段はいれないプライベートな空間に入れること。
今回も、そういう場所にはいれたのだが、そこはモンマルトルのアトリエ建築の事例もあり、興味深いのだが、この企画に気づいたのが遅くて、あまり良い写真はとれなかった。また、洗濯船の新しいアトリエのアーティストや、レ・フューザンも含まれていなかったのが残念だった。




2008/11/16

Yao Lu @Paris Photo



パリフォトのスポンサーBMWが与えた大賞は、中国の作家Yao Luの作品で、中国伝統の山水画のような写真、よく見ると岩に緑色のネットがかかっているだけだったりする。ディジタル処理したものなのだが、確かに独特なもの でも日本の特集なのに日本の作家がとれなかったのは残念