2008/11/18

エりーナ・ガランチャ リサイタル@シャンゼリゼ劇場


ラトヴィアのリガ生まれで、現在最も注目されているといっていいメゾ・ソプラノのエリーナ・ガランチャのリサイタルをシャンゼリゼ劇場で聴きました。私が彼女を聞いた一番最初は、2003年の新国立劇場「ホフマン物語」のニクラウス役、それからあれよあれよと出世していったのでした。次に聞いたのが、2005年のエクスの公演のあとのガルニエでのコジ・ファン・トゥッテのドラベッラ、このときの印象も大きいです。パリに来てからは、サン・ドニ音楽祭の開幕コンサートで、ムーティとの共演も良かった。
さて、今回はKarel Mark Chichon指揮のEuropean Sinfoniaを引き連れての公演なのですが、このオケ?どこのオケ?といった感じなのですが、今週20日に内田光子のモーツアルトの伴奏をするヨーロッパ室内管弦楽団を母体とするものらしいです。プログラムは、セヴィリアの理髪師序曲で始まり、ドニゼッティとベッリーニのベルカントものを二曲歌った後は、ビゼーのカルメンからハバネラ、セギディーリャ 、ジプシーの歌が歌われました。幕間のあと、後半はリムスキー・コルサコフの「スペイン狂詩曲」のあと、赤いドレスに着替えてのスペイン歌曲のメドレーとなりました。
カルメンは、所謂ファムファタール度が低く、僕は今ひとつ乗れませんでしたが、後半のスペイン歌曲は、作品そのものをよく知りませんが、楽しめました。それにオケもノリノリで、本当に楽しい舞台でした。

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