2008/11/21

アカデミア@ボザール





ボザールのチャペルで開催中の話題の展覧会「アカデミア 君は誰なんだ」展、会期末近くになって、焦って出かけた。
平日ということもあり、会期末というのに、さほど混んでいなくて、ゆっくり鑑賞することが出来た。
この展覧会は、ボザールの石膏室=チャペル(数々の彫刻の複製がならんでいる、またミケランジェロの最後の審判の実寸の模写まである。)に、ブンダーカマー的に現代の作品をならべるというもの、その作品全てがすばらしい作品とは限らないのだが、会場の雰囲気とマッチして、とても面白い展覧会となっている。様々な美術作品がハイブリッドに展示されていながらも、ポートレートならポートレートといった具合に、アヴィ・ヴァールブルグのムネモシュネーの図版のような展示とでも言うべきか?
その中に、ビル・ヴィオラのトリスタンプロジェクトの作品もある。オペラの第二幕の映像なのだが、当然ワーグナーの音楽はここで流れず、美術作品として自立する。

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