2008/11/28

グラン・パレの展覧会 ピカソとノルデ

今年の秋の展覧会の一番の目玉「ピカソと巨匠」展 そして「エミール・ノルデ」展を見ました。
特にピカソ展は、いつも近くを通るたびに入場待ちの行列にたじろいでいました。そこで、一念発起し、Sesameという会員券を購入して、優先的に入ることにしました。この会員券はグランパレの展覧会無制限に入れるというもので、1年45ユーロです。一年に4回展覧会が開かれるので、それらを全部見れば元は取れるし、入場待ちの行列に並ぶ必要がないことが一番の特典でしょう。私は、もう少し奮発してDUOという二人で入場出来る券=70ユーロを購入しました。クリスマスに家族が来ることもあるし、こちらの友人たちと一緒に入ることが可能だからです。
さて、展覧会ですが、これはグランパレの力を誇示するような展示でした。つまり、この展覧会ピカソと、それに関連する巨匠の作品を並べて展示するというもので、世界中の美術館から名品を借りてきて展示していました。無論、パリのルーブル、ポンピドゥー、オルセー、そして本家ピカソ美術館の作品もごっそりここで展示されていて、豪華絢爛といった感じなのです。さすがに、プラドの「ラスメニナス」はもって来れませんでしたが、ゴヤの「裸のマハ」とかティツィアーノの「「アモールと音楽にくつろぐヴィーナス」(これは数年前に日本にも来ました)とか並ぶと圧巻です。さらに、スルバラン、ムリーリョ、ベラスケス、グレコといったスペイン絵画がこれでもかと並んでいるのです。ここまで書いてきて ピカソのことはどこに行ったの?と思われるかもしれませんね・・笑・・ピカソはピカソ以上の以下でもないので、それは圧倒的な存在感をもっています。しかし、私はピカソより比較される巨匠たちの方に目が奪われたのでした。

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