2008/11/25

MAC@Espace Champeret








14区のアトリエ開放日に訪問したアーティストから招待券をいただき、MACというアートフェアに出かけた。こちらは、グランパレと違って比較的大きなスペースで、アーティスト自身が個展をするような形の催しだった。日本のメディアアートのフランスにおける現代美術への影響を調査しているので、日本的な表象を発見すると、アーティストにインタビューをするようにしている。そのうち、渋谷の女子高生や新宿の風景を表現している作家は、マンガやアニメが必ずしも好きでなくて、日本の浮き世に興味があるんだと、これじゃ印象派やジャポニズムの画家たちと大して変わらない。これは、春のOAKの展示でも同様だった。そもそもサブカルはサブカルでしかないのだ。ところで、この展示会場に日本人として一人だけ出品しているアーティストがいたので、色々と話を聞くと、この4日間の出品料は1000ユーロで、60枚の招待券と、カタログ掲載、2年間ネットに掲載してもらえるとのこと。
そのアーティスト大邊由子さんは、15区の国立工芸学校に留学して織りをやっていて、今国立装飾博物館のミュージアムショップで、彼女の作品が販売されているとのこと。平面作品は余技の様なのだが、独特の味わいをもった作家だった。

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