2008/09/22

産業遺産のリノベーション 鉄道高架線の公園化






文化遺産がらみで、19世紀以降の産業遺産の再利用、リノベーションが話題になることが多いが、そのうちパリにおける鉄道遺産の再利用の、大がかりな例であるPromenade Planté を歩いてみた。これはバスティーユ郊外線の遺構で、87年から2000年まで装備され、全長4.5km,6.5hapの緑地が作られた。バスティーユ及びリヨン駅周辺の高架下の空間は、骨董商やギャラリー、家具屋等が入居し、その上は、市民の絶好の散歩道、ジョギングコースとなっている。実際に歩いてみて、これが自動車から隔離された空間であることを強く意識した。今取りかかっている人工地盤論のヒントとなって有益だった。

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