2008/09/22

二つの大地@パレ・ロワイヤルbyダニエル・ビュレンヌ





オマケ 司法省の控えの間に飾られていたザオ・ウーキー

パレ・ロワイヤル中庭のダニエル・ビュレンヌ作「二つの大地」は、その導入を巡って、当時のシラクパリ市長と、ミッテラン政権時のジャック・ラング文化大臣の景観論争の場となったところ。もともと、駐車場に使用されていたものを、ビュレンヌ独特のストライプの柱によって、居心地の良い空間に変えたが、その後20年の月日が流れ、修復の時期に来ているようだ。
この作品は、フランスに於けるパブリックアートの代表作として紹介されるのだが、その修復に対する予算的措置も一悶着あったようだ。パーマネントに設置する作品におけるメンテナンスの問題の大きさを強く感じることになる。
さて、この作品は、現在その周りを板で覆い、内部をのぞけるようなガラス窓を設置している。そのガラス窓の周りには、当然ながらビュレンヌのストライプが描かれ、ガラス窓は色ガラスとなっているため、今までと違った見え方は興味深い、また色ガラスを通過する光が、地面に映し出され、なかなか美しい。

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