2008/09/16

モンマルトルのアトリエ建築 その6





作品を搬出するための滑車でしょうか?

これは不動産屋さんの頁から拾ってきました。

大正時代に岸田劉生や高村光太郎らが設立した美術団体にヒュウザン(後にフュウザン)会というものがあります。このヒュウザンとはフランス語で木炭=fusainを意味します。この名をとった、アトリエ建築が、モンマルトルの墓地のすぐ側にあります。その名もLa Cité des FUSAINS、ここもモンパルナスのラ・リューシュ同様、パリ万博のパヴィリオンの移築によるものとのことなのですが、それがなんと1889年の万博の際のもの、ラ・リューシュは1900年の万博時のものですから、それより11年古く、言わずもがな エッフェル塔が経った万博の時のものとなります。
ただし、外側から現代的にリノベーションされているようなアトリエ群(よく見ると、古い構造が見えるのですが)と、古きヴィラージュのようなハーフティンバー様式の建築にfusainsという文字が書かれている部分しか見ることはできません。まあ、個人のアトリエでしょうから 中に入ることはできませんでしょう。
ところが、ネットで検索していると、なんと、このアトリエのいくつかが販売されているのです。
maison 5 pièce(s) - 135 m2 - 1 570 000 euros
↑一軒家タイプの5部屋、135平米で日本円で2億4千万ぐらい
3 pièces120 m² environ  1 500 000 €
↑これは、右側のアパルトマン風の物件でしょうか、これも同様の値段です。
なかなか、リッチな物件です。TOTOBIGで6億が当たったら購入を考えましょうか?

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