2008/09/10

クイズ5の答え ヴィルヘルム・ハンマースホイ

クイズ5の答えは、30日から西洋美術館で日本で初めての大規模な回顧展が開催されるヴィルヘルム・ハンマースホイです。
この展覧会は、西洋美術館の佐藤直樹さんとハンブルグにおける展覧会の企画者フェリックス・クレマーさんが共同で企画して、6月からロンドンのロイヤルアカデミーで展覧会が開かれていました。そのことは、このブログでも紹介しましたが、いよいよ日本にもやってくることになります。是非美々の皆さんも、展覧会のタイトルのどおり「静かなる詩情」を堪能してください。
ところで、この展覧会関連の講演会がいくつか予定されており、
9月30日(火)14:00~15:30アネ=ビアギデ・フォンスマーク(オードロプゴー美術館長)「カール・テオドール・ドライヤーの映画におけるハンマースホイの影響」(仮題)
という講演は、日本にいたら是非聞きたいと思うものでした。確かにドライヤーの映画とハンマースホイの親近性は強くあり、それに注目した展覧会がバルセロナで開かれたようです。ドライヤーは「裁かるるジャンヌ」で有名な映画監督で、ゴダールは「男と女のいる舗道」で、この映画を引用しています。彼の最後の作品「ゲアトルード」は、まさにハンマースホイの世界そのものなので、是非DVDなどで見る価値はあります。
以下バルセロナの展覧会を紹介するyoutubeです。中に、ドライヤーの映画のシーンが挿入されます。スペイン語はちんぷんかんぷんですが、雰囲気は伝わってきます。

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