2008/09/29

14区のアトリエ開放 その5







14区のアトリエ開放は、土日の二日間のみ、今日はどうしても見たかった、カンパーニュ・プルミエール街のアトリエを訪問することが出来てうれしかった。特に9番地のアトリエはプレートのあるファサードからは伺うことが出来ないような、奥行きに集合アトリエを構成していて、プライベートの空間であるため、このような機会でないとなかなか入れないのだ。

さて、この通りには、14番地にイヴ・クラインのアトリエがあっただけでなく、5番地にはフジタ、23番地には写真家のアジェ、さらには17番地にはマン・レイが仕事をしていたという。また、29番地のイストリアホテルには、デュシャン、ピカビア、キキ、キスリング、ツァラ、サティらが投宿し、その右隣の31番地の集合建物は、オーギュスト・ペレのフランクリン街のアパートのタイルを制作したビゴBigotによるもので美しい。また、11番地は、ゴダールの「勝手にしやがれ」に登場する番地で、ベルモンドはこの通りを走りながら、ラスパイユ駅近くで息絶えることになる。




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