2008/07/19

子午線を求めて



堀江敏幸のエッセー「子午線を求めて」にも詳しく書かれている、フランスの天文学者フランソワ・アラゴ(1786~1853)を顕彰する「ARAGO」のメダルをルーブル美術館で見つけた。僕はダヴィンチ・コードに全く興味を持つことができず、小説を読みもしないし、映画も見ていないのだが、どうやらこのメダルが小道具として使われたらしい。そんなことはどうでもいいが、これは一種のパブリックアートとして制作され、パリ市内に135枚設置されたが、現在では盗難にあったりして、半数ぐらいしか残っていないという。そういえば、モンマルトルの丘、初めてトリスタン・ツァラの家を探したときにあった記憶があるがこちらに来て確認できていない。どうして、今までこのメダルに気がつかなかったのだろう?そりゃあんなに込んでいるルーブルでこのメダルを発見するのは困難というもの、これも夜間開館のおかげなのだろうと納得する。

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