ポンピドゥーの「聖なるものの痕跡」展にも出品されている、スウェーデンの女性作家ヒルマ・アフ・クリントの展覧会をスウェーデン文化センターで見た。ヒルマは、クレーやイッテンといった作家の小品にも通じる秘教的な抽象表現をした作家で、その評価の確定は86年のロサンゼルスで「The Spiritual in Art : Abstract Painting 1890-1985展」以降のことだという。ファンシーな雰囲気を漂わせながら、非現実性へと誘うヒルマの絵画に没入することになった。
実践女子大学文学部美学美術史学科 椎原伸博のモンマルトル日記
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