2008/07/12

ドン・カルロ@パリオペラ座


パリに帰ってきて、久しぶりにバスティーユでヴェルディの「ドン・カルロ」を見る。

以下キャストです
Direction musicale Pyotr Belyakin
Mise en scène Graham Vick
Décors et costumes Tobias Hoheisel
Lumières Matthew Richardson
Chef des Choeurs Winfried Maczewski
Filippo II Ferruccio Furlanetto
Don Carlo Stefano Secco
Rodrigo, Marchese di Posa Dmitri Hvorostovsky
Il Grande Inquisitore Mikhail Petrenko
Un Frate Paul Gay
Elisabetta di Valois Tamar Iveri
La Principessa Eboli Yvonne Naef
Tebaldo Elisa Cenni
Il Conte di Lerma Jason Bridges
Voce dal Cielo Elena Tsallagova

 チューリヒのような小さな劇場から、バスティーユのオペラ座に戻ると、この劇場が巨大であることを自覚する。それでも、安い席からでも舞台が見やすいし、音もこもらないので、快適に見ることは出来る。さて、話はスペインだし、フランスのフォンテンブローの話がでてきても、イタリアの魂を強く感じる作品なので、そういう音作りを望みたいが、今日だけ指揮をする若手ロシア人指揮者に、それを求めるのは無理のようだった。
 とはいえ、オペラ座のオケ、なかなか良い音をだしていました。締まりがないわりには、音色は美しいのです。さて、このオペラはバス・バリトン大活躍のオペラなのですが、さすがにフルラネット、ホロソトフスキー(相変わらずかっこいいし、華がある)は貫禄の歌唱でした。セッコのドン・カルロとイヴェリのエリザベッタは、前の二人に比べると劣る感じですが、及第点ぐらいか、ナエフのエボリは、今ひとつ。ただ、旅行後で疲労がたまっているのに、二回の休憩を含み4時間以上の作品は体にこたえました。

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