2008/05/21

13区のル・コルビュジエ プラネックス邸へ


救世軍

プラネックス邸 



15年前の内部空間
 今日は、国立図書館に行き研究者用のカードに変更手続きした。実践の事務に頼み、やっと英語で書かれた身分証明証を発行してもらったので、無事変更することができたのだが、年会費53ユーロのため、余分に18ユーロ支払うことに。それは良いのだが、今日は手続きと、内部の見学だけにして、近くのル・コルビュジエの建築をめざした。
 国立図書館から5分ぐらいのところに、1931年に竣工した救世軍がある。2年前にも一階の部分だけ見学したこともあり、デジカメで写真も撮影済みなので、ファサードだけを数枚写真をとり(それでも、入り口にホームレスがいて撮影するのは気を遣う)、15年ぶりに1924年の作品、プラネックス邸へ向かった。
 15年前は、下で写真をとっていると、夫人が家に招き入れてくれるという貴重な体験をすることができた。ものの本には、ランデブーをとれば見学可能のようなことが書いてあったが、定かではない。ここは、美術館でもなく私邸にすぎない。いわゆる白の時代の作品なのだが、ファサードだけでは判らないが、屋上には天井からの光を取り入れる山形の窓があり、かってのオザンファンのアトリエのようである。(ただし、オザンファンの方はそれをなくして、陸屋根となっているが)
 このあたりは、パリ市の周縁にあたるのだが、それはパリが近代化され人口流入が進むことで、、どんどん新しい団地を造らなければいけなくなったエリアであり、第二次大戦後はさらなる開発がすすみ、パリで最もパリらしくない場所へと変貌していくのだった。

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