2008/05/20

いつだってシトロエンはアヴァンギャルド






地下にDSの展示が・・しかし超合金のおもちゃのようで、哀れな感じがする。

 こちらに来て、早2ヶ月近くなりますが、初めてシャンゼリゼ大通りを歩きました。そして、新しいシトロエンのショールームにたまげました。シトロエンはDSのような超モダンで、アヴァンギャルドな車を作ってきた会社ですが、昨年オープンしたショールームも未来的な空間でした。
 このショールームのデザインをしたのは、マニュエル・ゴトランという女性デザイナー、一見ヘルツォーク・デ・ムーロンデザインの表参道のプラダビルに似ていますが、内部は車の展示の他に、ヴィトンらとコラボした生活空間デザインの提案を行っています。
 つまり、リッチでおしゃれな感じなのですが、私にはリアリティを感じることは出来ませんでした。これらのデザインは、高度な資本主義下のものでしょうし、それらが歴史の中で持ちこたえられることが出来るだろうか?疑問なのです。それを考えると、DSという車は、そのデザインのもつ革新性によって、現代にまで普遍性を持ち得ているだろう・・・と DSが大好きな私は思うのです。
 しかし、こちらに来て実際に走っているDSを見ることは出来ません。一度、ベルヴィルでアミを見ることはできましたが、現在では80年代のBXすら殆どみることができません。

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