2008/05/11

フェスティバル・プレザンス2回目、3回目@音楽都市



昨日と引き続き今日も音楽都市へ、今日は日仏交流150周年記念事業の一つ、東京シンフォニエッタが客演するコンサートから聞く、場所は小さめのアンフィテアトルだった。そのためもあり、日本人観客が多かった。

曲は以下の通り

一柳慧 Circular Space(2007)の世界初演、

武満徹 Rain Spell(1982)Oliver Meston

Oliver Meston "Matriochka.(2002) 世界初演

Gyorgy Ligeti "6agatelles."(1953)


会場には、明日コンサートがある作曲家西村朗さんの姿もあった。武満徹はこちらでも人気があるようで、ブラボーの声あり。


このコンサートのあと、サルデコンセール(大ホール)で、フル編成オケによるコンサートも聴く。

曲は以下のとおり

Gyorgy Ligeti "Atmospheres"(1961)

Philippe schoeller "The eyes of the wind."(2004-5)

Francois-Bernard Mache "Taranis."(2005)世界初演

Alexander Briger指揮 ラジオフランス管


二日でリゲティの曲を三曲聴いたが、一番有名なアトモスフェール(映画「2001年宇宙の旅」で使われています。)は、もっと鳴らして欲しかった。というか、やはりこのホールは、録音するのには良いのかもしれないが、残響がなく音響で包み込まれるような感じにならない。パリ管が新しいホールを作るのも納得いく。

このコンサートは無料ということもあり、子供連れも多かったのだが、人生で一番最初の管弦楽コンサートがこの現代音楽、しかもトーンクラスターな響きに圧倒されるアトモスフェールだとすれば、それがいいことなのか悪いことなのか?自分の子供だったら、きっと二度とコンサートに行きたくなくなるだろうと予想した。ただ、ブリテンが作曲したヘンリー・パーセルの主題による青少年のための管弦楽入門みたいな曲を聞けば、オーケストラに興味を持つというわけではないだろうから、子供の時から大人の世界を垣間見るというか、子供だから特別視しないような雰囲気を感じた。

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