2008/05/08

王は眠る・・・・・そして王妃さえも


サン-ドニ バジリカ大聖堂

ルイ16世とマリーアントワネット 19世紀にルイ18世により作られる

マリーアントワネットの墓

王は眠る ルイ14世の墓

 今日のタイトルは、美学入門でもお見せしたことのある映画「王は踊る」をもじっています。その映画は、ルイ14世とリュリ、モリエールの関係を描いた映画でしたが、フランスのバレエ、オペラの歴史を垣間見ることができます。さて、その王様の墓所を訪問しました。墓所は、ベルサイユでも、パリ市内にあるのではなく、サン-ドニというパリの郊外都市にある大聖堂にあるのです。
 サンードニとは、パリ最初の司教で3世紀に殉教した聖人です。5世紀に大聖堂が作られ、巡礼地となったのです。そのサンードニの大聖堂では、初夏に毎年音楽フェスティバルがあり、そのチケットを購入しついでに(フランスのぴあのようなFNACで購入出来るのですが、500円近くも高くなるので、サンードニに足を運んだというわけです)、初めて大聖堂の中にはいってみました。
 入り口で6ユーロ50支払い、中に南翼廊から入場すると、すぐフランソワ1世の立派な墓があります。そして、地下の礼拝室には、聖デニス=サン-ドニの墓もあると共に、フランスの歴代王および王妃の墓があるのです。
 今、グランパレでは、マリー・アントワネットの展覧会が開かれていますが、その彼女の墓もここにあるのです。また、19世紀に設置されたルイ16世とマリーアントワネットの祈りの像もあり、フランスの歴史を実感することになります。

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