2008/12/04

トリスタン3回目 そして とうとう見納め


今回3回目の上演となったヴィオラ・セラーズのトリスタン、モルティエ総裁時代の一つの目玉であろうが、モルティエ総裁が辞めるからなのかは知らないが、今回の上演が最後という。その最終日、つまりはパリでの上演の最終日の公演をみた。隣の青年が異常なほどノイズに反応する神経質(近くで咳する人がいたら、いちいち睨む、メモを取ることも許さない感じで、いい迷惑だった。自分は、変な匂いのする塗り薬を上演中塗っているくせに・・・)で、疲れたけど、11月の公演では調子が今ひとつだったイゾルデ役のマイヤーも復活していて、すばらしい出来だった。 今回やっとちゃんとした「愛の死」を聞けて良かったし、トリスタン役のフォーヴィスが全幕通して良かったのだ。それにヴィオラの映像とワーグナーの音楽の融合のすばらしさ、それにビシュコフとオペラ座管の演奏のすばらしさも拍手をあげたい。とにかく、その最後の機会に接することが出来たことを、何よりも感謝したい。

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