2008/12/11

エッシェンバッハ指揮パリ管によるトゥランガリラ@サル・プレイエル



同じ会場で、チョン指揮ラジオフランス管によるメシアンのトゥランガリラ交響曲を聴いたことを以前書いたのだが、今回はエッシェンバッハ指揮パリ管の同曲の演奏を聴いた。メシアンイヤーとはいえ、このような大曲を一年に二回も聴くことは、まずないだろう。さて、演奏であるが、チョンのエネルギーが満ちあふれるようなものと比べ、エッシェンバッハの演奏は、なよなよとしたものだった。こう聞き比べるとチョンの演奏がよりモダンなものと感じることになる。そして、エッシェンバッハの演奏は人間くさく、艶もある。前回はオケの後ろの席だったため、オンド・マルトノの音があまり聞こえなかったが、今回は、僕には異常なほど、聞こえ それがなよなよとしたものに感じた原因なのだろう。ところで、パリ管のパンフレットを見ると、オンドマルトノは1928年に発明されたので、今年80歳だという。(先に二重の誕生年なんて書いてあるので、両者百歳になったと早合点して、誤ってしまった。)
レヴィ・ストロースはまだ生きていることが驚異なのか?

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