2009/01/26

ザッキン美術館の特別展CREATION / DESTRUCTION





パリ市の美術館は基本的には無料公開なのだが、特別展を常設展会場で行う場合有料となる。モンパルナスのザッキン美術館でも創造/破壊という展覧会が開かれていて、4ユーロ支払った。さて、展覧会は、はじめはただの木の状態であったものが、創造の段階と破壊の段階を経るという流れを、ザッキンの作品だけでなく、他の作家の作品も併置して見せるというもの。たとえば、ビデオ・アーティストのSam Taylor Woodの静物という作品は、シャルダンのモチーフのような果実が朽ちていく様を表現したもの。ザッキンの木彫にも、朽ちていくものがあり、それとの関連性を示すことになる。

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