2009/01/26

ポリーニのテンペストと熱情 ブーレーズ2番ソナタを聴く



サル・プレイエルと音楽都市によるポリーニパースペクティブの公演、現代音楽を取り上げるシリーズでもあり、今日はベートーヴェンの17番23番とブーレーズの2番ソナタのコンサートでした。
今年は来日するそうですが、25000円のチケット(最低料金でも12000円)は買えないだろうから、ここで聞きだめしていくしかありません。さて、聞 き慣れたベートーヴェンの二曲、確かに若い時期との完璧さはないにしても、それでも衰えを感じさせない演奏。とでもいうべきなのか・・・
私の目当てはブーレーズのソナタの方で、76年の録音以来、この曲の巣単ダート演奏なのだろう。この難解な曲を、完全に演奏していて圧巻 もっともどこが完璧なのかわからない曲ではあるのだけ
客席にはブーレーズ本人がいて、最後は二人で舞台で挨拶をしていた・・・ブーレーズが登場すると、かすかにブーの声もかかったが、83歳と67歳、ブーレーズは老いが止まった感じだが、ポリーニはどんどん老けていく印象をもつ。
考えてみれば、中学1年の時に、ポリーニのショパンの練習曲集を聞いて、打ちのめされ、この道に踏み入れたのだが、そのとき僕が12歳で、ポリーニはまだ 30歳。3月7日のコンサートも行きたくなり、帰宅後早速購入、シュトゥックハウゼンとシェーンベルクのプログラムです。

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