2008/08/04

ホテル エバーランドへようこそ




中国への批判はパリでは根強いものがある

建築文化やSDといった建築雑誌がなくなり、新建築やa+u ぐらいしか、建築系の月刊誌がない状況のなかで、ブルータスCASAやPenといった雑誌の建築特集は売れているという。そういった状況を磯崎新は猛烈に批判していたが、美術手帖のリニューアルも似たようなものなのか?いきなり会田誠はないだろうと、つっこみたくなったが、骨太の批評はなくなって久しい。


さて、そういったブルータスCASAで、当然取り上げているであろう ホテルエバーランドを下から見た。


このホテルは、スイスのスイスのアーティストL/B (サビナ・ラングSabina Langとダニエル・ボーマンDaniel Baumann)による作品で、ヌーシャテル近郊で開かれたスイス博のあと、ドレスデンでの営業=展示を経て、パリのパレ・ド・トーキョーの屋上に落ち着いたわけだ。今年の大晦日まで営業しているが、宿泊料金は日火水が333ユーロ、木金土が444ユーロとあるが、ヤフオクのようなサイトでのオークションでの販売となっていて、9月6日は4140ドルで落札されている。お金のある人は、夢を買ってくださいというしかない。パレ・ド・トーキョーの建物は、1937年の博覧会の時に造られたもので、もう一つの翼の方には、パリ市の近代美術館がある。そこには、博覧会の時にマレ・ステヴァンによって設計された電気パヴィリオン描かれた、ラウル・デュフィによる「電気の精」が展示されていることでも有名だ。

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