2008/10/27

FIAC









日本ではなかなか定着しないアートフェア、世界最大のアートバーゼルにも行けたのだが、NICAFなどの経験から、どうも好きになれない。買うわけではないが、どんな傾向にあるのかの調査と思い、行くことにした。メイン会場は、グランパレのネフ、そしてルーヴル美術館の方形宮の中庭に仮説で展示会場が設営された。土曜日にルーヴルに行き、あまりの低調ぶりに唖然とする。ただ人が多くて、集中力がなかったからかもしれないが・・・日曜日、グランパレのメイン会場に足を運ぶ、今日は最終日ということもあり、ピカソ展のよりも並んでいる人が多い・・というか切符売り場がのろいだけかも
グランパレの大きな空間にたくさんの画廊がならび、これはなかなか壮観で、ルーヴルよりも質が高いような気がした ただ、色々な画廊の思惑があるので、これで現代美術の動向を見ると言ったかんじではなかった。例えばハーストやリヒターのような、高価に取引されているような作家などは少ない とはいえ、新しい才能を見いだすといった感じでもなかった まあお祭りなのだ 日本の画廊は一店のみ参加だし 村上や奈良といった日本の売れ筋もなかった その中、川俣正の作品がロンドンとパリの画廊から、それぞれ新作のチュイルリー公園のマケット的作品が出ていた 可愛らしいが赤い丸はついていなかった またデュッセルドルフで活動している増山裕之の作品がとても美しくて買いたくなった
さらには、オザンファンやル・コルビュジエを扱う画廊があり、欲しくなったがいくら?とは聞かなかった
全体をみて、やはり低調かな 突き抜けてくる才能とか新しさといったものはなく、お祭りの喧噪だけが記憶に残ることに

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